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二人旅 [癌と経過]

結論から言うと、旅は楽しかった。

海外から戻ったばかりの息子は「パスポートがスタンプラリーのようだ」と言いながら、一昨日降り立ったばかりの関西国際空港を泳ぐように歩いていく。ジャイロ機能が壊れていると言われている私ひとり、久しぶりの海外旅行とくれば、きっと飛行機に乗り遅れていただろう。関西国際空港は広い。

初の台湾では、お約束のように故宮博物院に行き、夜市に行き、初回の観光客は行かなさそうなお店で揚げパンと熱い豆乳を口にした。息子の友人と合流し、地元で有名な飲茶のお店に行き、淡水という海辺の地を案内してもらった。

ホテルに戻ると、思いがけなくヨーロッパの娘が連絡をよこし、台湾でスカイプ通話することになった。心配と強がりとが複雑に入り混じった娘の顔は、海外暮らしで少し大人になったようだった。国際電話が高額で慌ただしく必要最小限だけ話した事や、手紙が届くのに少なくとも一週間はかかるために話題が噛み合わなかったのは遠い昔のようだ。
息子は私の体調を気遣いつつ、異国での安全に気を配りつつよくやってくれた。一人旅の次は母を守る旅。甘えん坊はうんと大人になっていた。

気がかりの種は探せばどこにでも落ちている。だからといって拾わなくていい。
いつまでも子。でも子供じゃない。負うた子に教えられ導かれ。
時代はどんどん変わっていく。

親の役割は終わったのだと知る旅だった。

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